こんにちは!長蛇(おさへび)先生です。
今回は「ウイスキー紹介と感想シリーズ第11回」として、ニッカウヰスキーの代表的な銘柄である「余市」の紹介をしてみます。少し高価で手に入りにくい一本ですが、味わいは初心者“レベルゼロ”でも楽しめる懐の深さがあります。
この記事を読んでわかることは、以下の通りです。
- ニッカウヰスキー「余市」の特徴と、北海道余市町に由来する歴史的背景
- ストレート・ロック・ハイボール、それぞれの飲み方で変わる余市の味わい
- 初心者でも楽しめる理由と、クセを親しみやすく感じるポイント
- 余市と宮城峡・竹鶴など、ニッカの他銘柄との違いや楽しみ方のヒント
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「宮城峡」以来のニッカウヰスキー! ぜひ飲み比べしたいですね。
あ、宮城峡の紹介記事が気になる方は、こちらへ。
そうなのですが…今、家に開いている「宮城峡」がないんです。幸い未開栓のものはあるので、いずれやりましょう。

ニッカウヰスキーと言えば、「竹鶴」も外せないんじゃありませんか?
長蛇先生は持っていませんよね。
悔しいですが、その通りです(笑)。どうやら「竹鶴」とはここまで縁がないようです。一度だけ店頭で見たのですが、プレミア価格で買えませんでした(泣)。

「竹鶴」をbarで飲んだ時の画像です。この時はバーテンダーさんのお勧めで、ロックでいただきました。

この時の記事はこちらで見ることができますよ。
ちょっと横道にそれたので、ここいらで本題に入りましょう!
ウイスキー「余市」とは?歴史と特徴
ニッカウヰスキーが誇る、日本のウイスキーらしさを代表する一本。スモーキーで力強いけれどアレンジ次第で親しみやすく楽しめる存在と言えます。
創業者・竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地として選んだ、北海道 余市。重厚で力強く、複雑で深みのある味わいのシングルモルトウイスキーです。 やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。力強いピートの味わいと香ばしさ。穏やかに持続するオークの甘さとスモーキーな余韻が特長です。

スモーキー=燻製のような香りと思ってください。
ピートは泥炭(でいたん)のことです。

余市は元々北海道の地名でしたっけ?
そうみたいです。余市町に由来する名前をもつ「余市」は、北海道の余市蒸溜所で造られるウイスキーで、ニッカウヰスキーの看板商品。創業者・竹鶴政孝が「本場スコットランドに近い環境」として選んだ土地で生まれました。

確か、冷涼な気候、澄んだ空気、良質な水源、そしてピートや石炭が手に入る環境が揃っていたため、ウイスキー造りに理想的な土地だったのですよね?
よく調べましたね。どうやら余市町はその環境から「日本のスコットランド」とも呼ばれ、ウイスキー造りに適した土地として知られているみたいです。私は近くまで行ったことはあるのですが、余市蒸溜所には行ったことがありません。一度は訪れてみたいものです。
ストレートで味わう余市の力強さ

さて、ここからは実際に味わっていきましょう。まずストレートでいただきます。
グラスに注いだ瞬間、スモーキーな香りが立ちのぼり、余市らしい力強さを感じます。それでいて、力強さの中にどこか甘い香りも漂うのが印象的です。
口に含むと、厚みのある麦芽の甘みとピートの重厚な苦みが広がり、しっかりとした骨格を持つ味わい。
余韻にはほのかな果実の甘さが残り、じっくりと向き合いたくなる一杯です。
ロックで広がるフルーティーな香り

次にロックでいただきます。
氷で冷やすことで、スモーキーさが穏やかになり、代わりに果実の爽やかな香りが際立ちます。
口当たりは柔らかく、徐々に溶ける氷が味わいに変化を与え、時間とともに甘みと苦みのバランスが心地よく整っていきます。
ゆったりとした時間に寄り添う飲み方で、個人的にもとても気に入りました。
ハイボールで爽快に楽しむ余市

最後にハイボールでいただきます。
炭酸で割ると、余市のスモーキーさが軽やかに広がり、爽快感あふれる一杯に。
麦芽の甘みがほのかに感じられ、キレのある後味が食事との相性を高めます。特に揚げ物や燻製料理と合わせると、余市の個性が一層引き立ちそうです。
暑い夏の夜や、お風呂上がりの一杯にもいいかもしれません。思わず声に出したくなるほど美味しい!
おわりに
「余市」は飲み方によって印象が変わる“懐の深さ”をもつウイスキーです。クセがありながらも、飲み方次第でぐっと親しみやすくなる一本。家に常備しておきたいウイスキーです。
ストレートは本格派の味わい。スモーキーさをじっくり。
ロックにすると香りがやわらぎ、フルーティーさが。
ハイボールは爽快で食事にも合わせやすく、初心者でも気軽にグラスを傾けられる。
どの飲み方でも美味しい! お気に入りの一本になりそうです。
ごちそうさまでした!
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