【ウイスキー紹介と感想#06】山崎(やまざき)

山崎 ウイスキー紹介

こんにちは!長蛇(おさへび)先生です。今回はジャパニーズウイスキーの代表格、サントリーの「山崎」を扱ってみたいと思います。

ウイスキーに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない…そんな“レベルゼロ”の方にも読んでほしい記事です。初心者の方でも、「山崎」の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか? それくらい有名なウイスキーになります。

ゆうちゃん
ゆうちゃん

サントリーのウイスキーと言えば…という位の存在感!
白州(はくしゅう)、響(ひびき)とくれば、あとは山崎でしょうか。

えいちゃん
えいちゃん

長蛇先生、山崎はいいウイスキーには違いないでしょうけど、これってレベルゼロ(初心者)向けなんですか?
普通には売ってないし、ネットだと高い印象で手が出にくいんじゃ…。

いや~たしかに、入手難度の高さを考えると、レベルゼロ向けではないかもしれませんね(苦笑)。

えいちゃん
えいちゃん

思いっきり認めてますね…(苦笑)

ただ、ミニボトルなら運がいいとコンビニで買えるものでもありますし、誰でも知っているウイスキーでもあります。なら、初心者向けに記事があってもいいかもです。

ゆうちゃん
ゆうちゃん

…ちょっと無理のある気がしますが、「白州」の記事があるなら、山崎があっても不思議ではないですか。

⛳白州については紹介記事があります。よかったらこちらからどうぞ!

そうです。ナイスフォロー!

そしてこのウイスキーは家に1本あると自慢できるレベルかもしれません。最近は少しだけ値が落ち着いてきました。もしすぐにでも…と思うのであれば、こちらからチェックしてみてください👇

では、さっそく話を進めていきます!

サントリーのウイスキー 山崎とは

1923年に着工した日本最古のモルト蒸溜所、山崎蒸溜所。その地でウイスキーづくりをはじめてから60余年を経た1984年、山崎蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたシングルモルトウイスキー「山崎」が誕生しました。
日本の四季の中で熟成させた多彩な原酒。その原酒をブレンドすることによって生まれる、力強くも繊細な味わいと、重厚かつ甘やかな香りが特長です。

サントリーHP、山崎紹介ページより引用

というわけで、山崎はシングルモルトウイスキーになります。この点は「白州」と同じですね。

えいちゃん
えいちゃん

シングルモルトは1つの蒸留所で、大麦麦芽(モルト)100%で作られたウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーは複数の蒸溜所の原酒、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作られたものになります。

ゆうちゃん
ゆうちゃん

響は違うんですか?

響はブレンデッドウイスキーになります。「山崎」「白州」そして「知多」の原酒を巧みに融合させたものとされていて、複雑で深みのある味わいですよ。家にあるので今度紹介します!

そうですね…例えるなら、「山崎は重厚で知的な紳士、白州は爽やかで自然を愛する青年、響は洗練された調和のとれた芸術家」といったところでしょうか。

ミズナラとは

そして風味も違います。山崎はミズナラ樽熟成による華やかな香りが特徴です。

ゆうちゃん
ゆうちゃん

…ミズナラって植物のことでしょうか?

はい。漢字だと水楢(ミズナラ)と書くもので、日本全国に分布するブナ科コナラ属の落葉広葉樹のことです。ウイスキーを語る上では非常に重要な存在と言えます。

第二次世界大戦中、シェリー樽の輸入が困難になったことで、サントリーが代替材としてミズナラを採用。

これをウイスキーの熟成に使う樽材とすると、オリエンタルで神秘的な香りを生み出すことができるのです。スパイシーでウッディなニュアンス、そして長期熟成することで、香木のような上品な甘みが現れると聞いています。ミズナラ樽熟成の、ジャパニーズウイスキーの代表格が山崎と言っていいかもしれませんね。

今ではミズナラは「ジャパニーズオーク」として世界中のウイスキー愛好家に注目される存在になりました。

もっとも、木目が荒く、樽にするのが難しいらしいので希少性が高く、価格も高めになりがちのようです。

えいちゃん
えいちゃん

山崎や白州が高値になるのは、そういう理由もありそうですね。

ストレートで飲んだ感想

まずはストレートで飲んでみます。

グラスに注いだ瞬間、熟した果実とほのかな樽香がふわりと立ち上ります。これがミズナラ樽熟成による華やかな香りというものでしょう。

口に含むと、シルクのようななめらかさとともに、甘みとスパイスが静かに広がります。非常に印象的な口当たりです。

余韻は長く、まるで木漏れ日の中で読書をしているような穏やかさを感じます。

ゆうちゃん
ゆうちゃん

長蛇先生が一生懸命説明しています!

いや、一言でいいなら「おいしい!」で終わりですけどね(笑)。でも、本当においしいですよ。

ロックで飲んだ感想

次にロックで飲んでみます。

ロックで飲むと、山崎は少し肩の力を抜いたような印象になります。最初はストレートに近い力強いウッディさが際立ち、次第にバニラやナッツの柔らかな甘みが顔を出す感じです。

冷たさが輪郭を引き締め、飲みやすさの中に奥行きが残ります。

はい、これもおいしいです。想定してはいましたが期待以上で、人気なのもうなずけます。

ソーダ割り(ハイボール)で飲んだ感想

最後にソーダで割ってみます。いわゆるハイボールスタイルです。

ソーダで割ると、山崎はまるで春風のように軽やかになります。

ウイスキー初心者にも優しく寄り添ってくれる印象で、飲みやすさが格段に増します。

これなら食中酒にも使えます。家で飲むには少し贅沢かもしれませんけど(笑)。

ソーダは「ザ・プレミアムソーダFROM YAMAZAKI」を使っています。きめ細やかな泡立ちなので気にいっているのですが、この「山崎」とは同じ水で作られたもの同士なので相性は抜群です!

うまい! これはいいですね。

おわりに

今回扱った山崎は年代表記のないNA(ノンエイジ。NV(ノンヴィンテージ)ともいう)の他に、年代表記のあるものもあります。非常に高価なのでなかなか飲む機会はありませんが、いずれ味わってみたいですね。

白州、山崎ときましたので次は響を扱いましょうか。ただ、まだ開栓していないので、もうちょっと先になりそうです。

ごちそうさまでした!

<今回扱ったお酒はこちら!>